2010年3月21日 (日)

では中小企業の面接官も答えてみよう

リンク:大卒新卒者の採用面接官が暴露「かわいい子はガン見する」 – ロケットニュース24(β)

年商千億以上の大企業の面接官がとある掲示板で質問に答えたと言う記事があったので、同じ質問を年商百億の中小企業の面接官はどう答えるかと言うことをやってみよう。

共通する答えもあれば、そうじゃないのもあると言うところを学生諸君が見て参考にして頂ければ幸いである。

下記で太字が私からの回答。

質問: 自分より高学歴が来たら嫉妬するの?
返答: 社内に自分より高学歴の人いっぱいいるし気にしてない
返答: 社内に高学歴は殆どいないけどw、気にはしない。

質問: 面接でとんでもないことをしでかす人はいますか?
返答: 緊張で「御社」を5回連続で噛むやつはいた
返答: 緊張で今にも吐きそうにしてる人にはびびった。

質問: かわいい女の子がきたらいやらしい目でみてしまうの?
返答: かわいい子はガン見する。けど、選考結果とは完全無関係
返答: 基本的に女性の場合は顔以外に視線を走らせないよう意識してます。

質問: 新卒採用だけじゃな。できれば中途の話を聞きたい
返答: 中途・ニートは基本的にごめんなさいです
返答: 中途面接も基本的には同じ。求められる能力や経験が違うだけ。

質問: 野球部的な元気さってほんとに面接で好印象なの?
返答: 当然必要。むしろ最低条件
返答: 好印象は確かだが必要条件ではない。職種にもよる。

質問: 大学名だけで無条件に落とす?
返答: いいえ。ラーメン大であろうと、厳選なる選考の上落とします
返答: いいえ。某超難関大の方にお引き取り頂いたこともあります。

質問: 社会にでるのが怖いんですけど、どうしたらいいですか?
返答: いいよでなくて
返答: 思い切って出てみれば何とかなる。みんなそうしてきた。

質問: 内定出したのに卒業できないやつってどのくらいいる?
返答: うちは0。世間一般では20人に1人くらいらしい
返答: 幸いなことにうちも0。

質問: 部活の所属とかって影響する?
返答: しない。あくまでも会話のネタとして部活の話が有利なだけ
返答: それは言える。そういうネタはあった方が聞いて欲しいことを聞いてもらえる可能性も高くなる。

質問: 役員面接は必要だと思う?
返答: 必要。採用された従業員が問題起こしたとき責任取るのは役員だ
返答: なるほど。w

質問: 役員に受けのいい趣味特技ってなに?ゴルフとか?
返答: 少なくともうちでは野球と一人旅は鉄板だ。なぜかおっさん受けがいい
返答: うちの役員の場合山登りが受けが良かった。音楽系は受けが悪い。でも私自身が音楽系なんだが。w

質問: 特技にイオナズンとか書いてあったの見たことある?
返答: 特技がアーケードゲームなやつはいた。案の定おっさん連中に理解されず
返答: 特技がカラオケとかゲームはたまにいる。ちょっとどうかと。

質問: 人脈って大切だと思う?
返答: 大切。人脈がない = 仕事が成り立たない
返答: 新卒学生に人脈があるとは思っていない。

質問: 学生が話す内容でもう聞き飽きたよーって思う話ある?
返答: 聞いてもいないのに「~という理由で・・・をしました」っていう言い方多すぎ
返答: 言える。聞かれたことじゃなくて憶えてきたことを言おうとする。しかも途中で頭真っ白になって悲惨なことになってる。暗記は止めた方が良い。

質問: ゆとり世代と呼ばれる最近の学生の特徴みたいなものは?
返答: 安定志向が凄い。社会人舐めるなと言いたい
返答: まあそれは同感かな。

質問: 第一印象は比率で言えば何割重要視してんの?
返答: 0割。なぜなら報告書に第一印象を書く項目がないから
返答: 第一印象は大事。性格検査の結果とだいたい一致する。

質問: 企業研究ってどんなところを見て勉強したらいいのですか?
返答: まずは決算短信で同業他社との比較
返答: 実際の会社の雰囲気や中の人。自分の感性に自信を持て。

質問: 何歳? 妻帯者? 彼女持ち? 直近のボーナスは何に使った?
返答: 年齢は秘密。未婚者。ボーナスは車買った
返答: 年齢は同上。w 妻子あり。直近のボーナスはまだ使ってない。

質問: 会社内にかわいい女の子いっぱいいる?
返答: うちの女性は綺麗だ、とても綺麗だ
返答: だいたい女の「子」自体が少ない。w

質問: 今高3受験生の僕に一言ください。
返答: 大学はやりたい学科で選んだほうがいいよ
返答: 同感。

質問: 部活、サークルなし、資格なし、頑張った事なし。内定もらえますか?
返答: このままだと、買い手企業には君を採用する理由がない
返答: 部活やサークルはしなくても構わないが、頑張った事ない人が入社して頑張ってくれるかどうか不安だね。

質問: 面接と筆記以外でチェックしてるのはなに?
返答: 退室の仕方はガチ。みんな気を抜いてひどいことになってる
返答: うちの場合は退室の仕方気にし過ぎて時間かかる人が多い。「もういいから早く出てって!」w

質問: 留年はどのくらいマイナスになるの?
返答: 就職活動における内定率30%ダウンくらいだろうか
返答: 単純にマイナスとしては捉えない。留年に限らず過去の挫折をその後にどう活かしたかを見たい。

質問: 内定出してた学生が12月とかになって辞退した場合はどう対処すんの?
返答: 担当者が始末書書いて終わり。補充はしない
返答: 入社承諾書提出後の辞退は学校に連絡する。大企業と違って採用人数少ないので非常に困るので。間に合えば補充も考える。

質問: 3年生ですがいまからでも始めたほうがいいことってあります?
返答: ワールドビジネスサテライトを毎日見るんだ。できれば日経も
返答: 自分が好きなことは何か、自分が出来ることは何かの棚卸を始めてみよう。

質問: ワールドビジネスサテライトが気になってyoutubeで検索してみたら削除されてた
返答: そのコンプライアンス意識の無さにワロタ
返答: まあ今時は普通にやることでしょうね。w

質問: なんかいい中退のいいわけとかあれば教えてくれ
返答: 言い訳したって無駄。素直に答えたほうがいい
返答: その通り。言い訳や作り話は絶対にバレると心得よ。

質問: 中卒→バックパッカー→高認で現役合格→東大→経済学部所属三年21才
返答: 高認・大検ってのは就職において無茶苦茶不利。公務員になったほうがいい
返答: そんなことない。面白い人だと思う。色々エピソードを聞きたいね。

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2010年1月19日 (火)

最悪の就職内定率と言うが・・・

リンク:調査開始以来最悪の水準となった大卒の就職内定率 - 労務ドットコムの名南経営による人事労務管理最新情報

とか、会社説明会の予約が5分で満員になったとか言うニュースが今の新卒就職戦線では目立つのだが、こうした数字だけを見ていると、不況でどこの企業も採用を控えて、だから就職が出来ないと言うように見える。

しかし、実態はちょっと違うのではないか。と現場にいると感じるのだ。

まず、5分で説明会の予約が満員になるなどと言うのはまず間違いなく超有名企業の話である。私の会社のような無名の中小企業では、予約が満員と言うことはまずあり得ないし、当日になれば半分が無断欠席をする。

大学の就職課も当然必死であって、「まだ採用しているか?」と直接人事部に問い合わせて来るので、「個別に対応しますのでどうぞご応募下さい」と言うのだが、実際に学生は応募してこない。

本当にこんなに誰もが就職出来ない状況ならば、良い学生も売れ残っているはずだから、例年より学生の質が上がって良いはずだと思うのであるが、失礼だがそう言うことは感じない。後期になればなるほど、やはりこの時期まで残ったのにはそれなりの理由があると思われる学生しか来ない。

つまりこういうことなのだ。

大企業が採用を絞っているのは表向きで、実は採っているのだ。

しかしその採り方はバブルの頃のような頭さえついていれば良いと言う採り方ではない。質の良い学生だけピンポイントでびしっとさらっていく。いわゆる厳選採用だ。

だいたい良い学生と言うのは誰が見ても良い。採用担当者の見る目が正しければそういうことになる。

その結果どうなるかと言うと、良い学生には内定が殺到する。良い学生にだけ内定が集まる。そうでない学生の多くはあぶれる。それが今年の内定率氷河期の実態だ。

つまり今起きているのは就職難ではなく、内定格差なのである。

だから採る側も、「就職難だから買い手市場で採用がし易い」と楽観は出来ない。誰が見ても良い人材は相変わらず大企業がさらって行ってるのである。

逆に言えば、学生諸君はまだまだ採用したいと思っている企業がたくさんあることを知るべきだ。

超有名企業の説明会に5分で締め出されたからと言って、それは日本のごく一部のことだ。日本の90%は中小企業だ。採りたくても学生が来てくれないと思っている企業はゴマンとあるのである。その中にはキラリと光る良い会社もたくさんある。

ぜひ情報網を駆使して、そういう企業を見つけてコンタクトしてみて欲しいと思う。

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2009年10月21日 (水)

業績を上げる「言葉」

リンク:誠 Biz.ID:人を動かす話し方講座:ドン・キホーテの新任店長を驚かせた、“業績を上げる”言葉遣い

なるほどねえ。と感心した。

ドン・キホーテでは「売り場」と言う当たり前の言葉を、ある別の言葉に変えてしまったと言うのだ。

それはどんな言葉か?

ヒントは「顧客の立場に立つ」と言うことだ。

発想の転換とはこういうことなのだと思った。

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2009年10月 5日 (月)

出来ない自分を許す

リンク:これで、いいのだ:谷誠之の 「カラスは白いかもしれない」:ITmedia オルタナティブ・ブログ

この記事の中で谷氏は、

理想的な模範的な行動規範を学習する上で、重要なことがひとつあるのです。
それは、「うまく行動できない自分を認め、許す」ということです。

と言う。

目標管理制度が上手く行かない理由の一つがここにあると思った。

目標を決めて実行する。そのこと自体は良い。しかし、目標と言うのは達成できないことの方が多い。

そのとき、真面目な人ほど自責の念にかられ、自分を追い込んで行く。

目標は「達成できるべき」と考えるから、それが出来ないのはダメだと言うことになり、自分をマイナスにしか見れなくなる。

逆説的なようだが、「目標は達成できなくても良い」とすれば、出来なかった時に落ち込むことなく、「次は出来るようにしよう」と言うプラス思考になれるのだ。

目標は達成できるべきであり、しかしあまりにも目標が達成できないから、目標のバーをこっそり下げたりすることが結構まかり通る訳で、でもそれは本末転倒だ。

目標は高くチャレンジングに掲げる。しかし、達成できなくても良いとおおらかに構える。おおらかに評価する。それでこそ明るく、プラス思考になってエネルギーが湧いてくると言うことなのだと思った。

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2009年10月 2日 (金)

休暇とストレスの関係

この図が面白かったので転載。

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分かる分かる。

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2009年9月30日 (水)

役職定年制

リンク:社労士・診断士:坂本直紀の今日の日経注目!- 役職定年制 大塚商会が全廃

有名な企業がやると、何につけ右へならえの企業が続出するのが、いささか閉口なのであるが、これもそうなるのか。

うちの会社でも役職定年制があって、ちょっと調べたら全国では約4割の企業でやっているとのこと。

中高年のモチベーション維持のためには、確かに年齢で一律にポストを追われる役職定年制は良くないのかも知れないが、逆に能力ある若い世代が上に上がれず世代交代が出来ない状況になってしまうことはないのか。

今後定年を65歳にするのが義務化されたり、全廃されたりと言う方向に行くのは間違いない中、役職定年制を無くしたら、それこそ年寄りの既得権のみをいつまでも保護する会社になってしまって、全体の活力が失われるのではないか。

私個人としては、役職定年制は、ある程度のところで後進に道を譲ると言うことは必ず必要だと思うし、その基準は一律に年齢にした方が誰もが同じと言うことで問題が起きにくいこと、第2の人生に向けてスローダウンして次への余力を蓄える意味で本人にも良いのではないか?と言うことで役職定年制には肯定的である。

辞めてもらうと言う訳ではないのだから、ワークシェアリングの一種と考えることも出来る。

かくいう私も、来年はめでたく役職定年の予定である。しかし、人材不足のうちの会社では、役職定年が延長されることがかなり多く、当分楽にはなれそうもないかも知れないと言うのが実態でもある。

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2009年8月31日 (月)

成果主義のまやかし

リンク:Dan Pinkさんが教える『現代のモチベーション術』とは? - IDEA-IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ

現代において仕事は複雑になってきている。こういった世界では従来の「報酬と罰則」はうまくいかない、と科学がすでに証明している。

その通りと思う。

現代でなくても、仕事と言うものは本来、「目標を設定してそれを達成する」と言う単純な構造で語れるものではないのではないか。

ましてや、それを個人個人に無理矢理ブレークダウンして、それを報酬に直結することで馬のニンジンにしようとした成果主義は、やはり完璧に間違いだったと今にしては確信する。

あなたの会社が、一応の業績を出せているなら、その業績を出している社員は、間違いなく「金のために働く」と言う社員ではないはずだ。

そんな単純なことが、何故分からなかったのか。

いや、実は分かっていたのだ。

年功制が維持出来なくなってきた企業にとっては、半期単位で見返りを精算したことにしてもらう成果主義に、仕方なく流れてきていただけのことだったのだ。

本当に報酬にインセンティブを感じる社員ならば、給料の安いあなたの会社に、そもそもいるはずがないのである。

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2009年8月26日 (水)

欲しかった機能がまた一つ

リンク:ねとらぼ:あのころのネットにタイムスリップ Googleで日付を指定した検索が可能に - ITmedia News

要は、何年~何年までに書かれた記事と言う条件指定をして検索出来ると言うことだ。

上の記事は「あのころに」とか言ってノスタルジックな使い方があげられているが、これはもっと実用的な価値が非常にある機能だ。実はこれを切実に待っていた。仕事の上で。

例えば、「労働法改正」の内容を調べたいとしよう。そういうキーワードで検索すると、出てくるのは何年も前の改正内容だったりする。

最新の法改正の内容を知るためには、この機能があれば、「2009年以後」と指定して検索すればそういう間違いがなくなる。

次々と欲しい機能を実現していってくれるGoogle。「あちら側」にいて頑張ってくれているからこそ、即座に全世界のユーザがそのアップデート内容を享受出来る。

それがマイクロソフトと違うGoogleの最大の強みだ。

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2009年8月18日 (火)

人が力を出すとき

あなたの部下があなたが思うような働きをしてくれないとしたら。

それは、あなたが、彼の思うようにさせていないからだ。

人は誰でも、自分の思うようにやれるとき、最高の力を発揮する。

あなたは、もしかして、人は命じないと動かないと思ってはいないか。

例えば。

「こう作れ」と命じられて作った映画に名作があるか?

優れた映画は、必ず、監督が作りたいように作った映画なのだ。

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2009年8月13日 (木)

西暦平成換算法

応募者の履歴書が西暦で書いてあったりと、会社でたまにこれが必要になるので、換算表を作って参照したりしていたのだが、目から鱗とはこのこと。

簡単すぎですが、「時計と同じ」と考えます。
「09年→9時→21時→平成21年」というわけです。

リンク:「今年が平成何年か」を即答できるようになる方法 - ライフハッカー[日本版], 仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア

会社で部下に教えたら、必要以上に驚いていた。(笑)

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