2010年5月 2日 (日)

佐藤哲三「みぞれ」

八幡宮の参道をちょっと横にそれた所にある神奈川県立近代美術館は、連休の賑わいとは無縁の静かな空間だ。

鎌倉の予想以上の人混みに辟易した私は、「日本近代洋画の名品選」と題された催しの看板に惹かれて、ちょっと寄ってみたのである。

そこで見た絵の中で一番インパクトがあったのがこの絵。

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佐藤哲三と言う画家は初めて知った。この絵が日本の油絵の中でも傑作の一つと数えられていることももちろん知らなかった。

この絵は死ぬ1年前に病魔と闘いながら書いたとのこと。全体の重苦しさ、辛さはそこから来ているのだろう。寒々とした雰囲気や暗い色合いには、「みぞれ」の題は相応しく思えた。

この絵の特徴は添景としての人物だろう。 水田だろうか?曇った空を映した水の間のあぜ道を人々が急ぐように歩いている。

私が人を入れた風景を撮るのが好きなのと似ていると思った。こんなすごい絵と素人写真を一緒にするのはおこがまし過ぎるのは承知で言えば、私が撮る、人を入れた写真の良さと言うか、意味をこの絵が教えてくれた気がする。

人を入れることで風景がドラマになるのだ。

久しぶりに鎌倉で写真を撮ろうと思って家を出たのだが、今日は何をどう撮ろうかと言うことがはっきりしていなかった。そのもやもやを察知した趣味の守護霊が、今日はこの美術館に私を導いてくれたような気がした。

参考リンク:EPSON~美の巨人たち~佐藤哲三「みぞれ」

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2009年10月 6日 (火)

ONKYO SE-U33GXV

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高音質なUSB外部サウンドカードとして、PHONOイコライザーアンプとして、外部入力切り替え機として、買ってみたのであるが、意外だったのはその高音質ぶり。

全体にクリアになって抜けが良くなった。鎌ベイアンプとペアで、ブックシェルフスピーカーの上に乗ってしまう高品位オーディオシステムが出来てしまったと言ったら言い過ぎか。

唯一の欠点は、本体が軽すぎるので後ろのケーブルの重さで前が浮き上がり気味になってしまうこと。

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2009年8月30日 (日)

鎌ベイアンプ Kro

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リンク:株式会社サイズ | 商品詳細 |鎌ベイアンプKRO

値段確か6,980円でYAMAHAのチップを使っていると言うデジタルアンプ。「超高音質を体験できます!!」

ほんとかいな?半信半疑でつけてみた。

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うちのPCには以前からもったいなくもオーディオ用のスピーカYAMAHAのNS-10MXがついている。当然そのためには外部アンプが必要であるので、ソニーの古いAVアンプを介していた。

AVアンプはこの写真の上の棚に置いてあるのだが、単にスピーカを駆動するためのモノとしては、何とも場所を取る。そこでPCで気軽に音楽を聴くのに相応しい小型のアンプがないものかとは、日頃から思っていたのだ。

設置してみると、スピーカーと棚の間のわずかな隙間にぴったり収まった。値段の割に高級感のある黒い外観がスピーカーやモニターともナイスマッチング。

ところで肝心の音であるが、これが予想外の良い音で鳴ってくれたのである。

はっきりくっきりとした元気な音である。特にピアノトリオのようなパルシブな音源には相性ぴったりだと思った。ベースソロが心地よい。このサイズでしっかりとスピーカーを駆動していると言う感じがする。

正直なところ、SONYのAVアンプよりいい音でないかい? これがデジタルアンプと言うものか。もとの音源がMP3なのだから、これだけ聴ければ十分と思った。

ところでこのアンプ、その道が好きな人にとっては格好の改造の標的となっているようだ。電解コンデンサを交換すると音が変わる、いやさほど変わらないと楽しそうな議論がネットに多く上がっていた。

正直、ちょっとうずく。秋葉の古巣でパーツ買ってきて、20年ぶりくらいで半田ごて握ってみるか?

なんてことも思わせる楽しい逸品なのであった。

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2008年2月22日 (金)

げ!安い!

iPod shuffle が値下げしてなんと5,800円になりおった!

リンク:The Apple Store (Japan) - iPod shuffle

私が買ったときには9,800円だったものがヨドバシでポイント使って6千なにがしで買えて安っ!と思っていたのに、定価で5,800円とは。

もうね。これ持ってない人は買うしかないと言えよう。

iPod shuffle 買ってから9ヶ月。その間酔っ払ってだったり厳冬の地だったりコンクリートの地面に落っことしてコロコロ転がしたのも数回ではないが、全く問題なく今夜も良い音。

shuffle な音楽の聴き方と言うのはなかなかヨイですぞ。絶対に自分のお気に入りの曲しか流さないラジオ局を聴いていると思えば良いのである。

shuffle

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2008年1月 8日 (火)

FS95!

何気なくProgram Filesフォルダの中を覗いていたら、Microsoft Gamesの中にFS95と言うフォルダがあるのに気付いた。

おや?いつこんなものをインストールしただろうか?と思って、FLTSIM95.EXEと言うファイルをダブルクリックしたら、動いちゃった。

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いや~懐かしい。フレームレート100以上行っちゃってるので表示がおかしくなっている。

README.TXTを読むと、推奨環境が、「Pentium/100MHz 以上、32 MB以上の実装メモリ」とあった。今や推奨環境の30倍だもんな!(笑)

デフォルトのメイグス空港からデフォルトのセスナでちょっと飛んでみたら、グラフィックやATC等の機能は今のFSと当然のことながら雲泥の差ではあるが、操縦特性等、シミュレータとしての基本は既にこのときに完成している。

むしろ機能がシンプルな分、今でも最新のFSよりこちらの方が初心者向けには良いかも知れない。

しかしいつこんなものをインストールしたかな?

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2007年12月27日 (木)

去年の今日

マーチンのギターがやってきた。

あれから1年経って、少しは昔のカンを取り戻してきているかな? とは思うが、まだ若い頃のように上手くは弾けるようになっていない。

自転車や水泳のように、一度身体で憶えたものは、確かに感覚的には忘れていないのだが、関節が硬くなっているのだろうか、昔のように手が思うように動かないと言うことがある気がする。

ま、もうちょっと真剣に練習すれば復活できるとは思うので、来年はのんびりゆっくり。でもコツコツと継続する。をモットーに、一生できる趣味として少し上達してみたいと思ってみたりするのである。

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2007年9月30日 (日)

「Google Earth で見る世界の住宅地」

雨の日曜日、外に出られないのでこんなものを作ってみた。


Google Earth で見る世界の住宅地 posted by (C)TODO

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2007年6月29日 (金)

サボイアS.21

SAVOIA

前に美しいストラトクルーザーの模型が飾ってあった羽田空港内の店であるが、今日久しぶりに見たら、あの「紅の豚」のサボイアに変わっていた。

天才宮崎駿の創作になるこの美しい機体は、いろいろなメーカーから模型が出されているが、これはまた出色の出来だ。値段48,000円。ちょっと欲しいぞ。

ぐぐってみたら、このアニメの中でだけ飛んでいた想像の機体をそのままラジコン機に作って飛ばそうとしていた人がいた。

リンク:電動ラジコン SAVOIA S.21 の作成(紅の豚・サボイアです) Ver2として再挑戦

さすがに宮崎氏設計のままの形では現実世界では飛ばなかったようで、Ver2ではやや形状が変わっている。しかしこの努力の様は漢である。

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2007年6月 7日 (木)

iPod shuffle その後

その後はもちろん毎日行き帰りに音楽を聴くようになった。

入れる音楽データは、ちょっと贅沢にビットレートを高めにしてPCに取り込んだMP3なので、公称の240曲までは入らない。アルバムにして数枚と言うところだが、そもそも若い頃のようにたくさんCDを持っている訳でもないので、容量的にもこのshuffleで充分であった。

アルバム数枚と言うのが、なかなか絶妙であって、ちょうど昔カセットテープのウォークマンを持ち歩いていた頃、カセットテープを何本かバッグに入れて持ち歩いていたのと同じくらいの感覚なので、私にとっては親しみの持てるちょうど良いサイズと言う感じなのだ。

容量が何十GBもあって、家にあるCD全部を持ち運べる、みたいのも外出先でそのとき聴きたいものを選べると言う点で悪いことはないのだが、「今日は何入れていこうかな?」と言う選ぶ楽しみみたいなのが、ちょっとヨイ感じがしているのである。

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2007年5月31日 (木)

翌日のイヤホン

昨日買ってきて家の中で聞いていた時には低域よりで、正直期待していたような音ではなかったと感じたのだが、今日会社に行く途中の電車の中や通勤経路を歩きながら聞いてみたら、これがなんと全く印象が違う。

決して派手さやきらびやかさはないのだが、高域できちんと金属音がして欲しいところは鳴っているし、生ギターが「シャリーン」として欲しいところではしてくれる。ボーカルも決して前に出る感じではないのだけれど、息づかいが感じられる歌い方でリアルさがある。そうしたくっきりした中高域を支える豊かな低音がある。

これはもしかして、周囲がある程度うるさい環境においてちょうど良いバランスで聞こえるように作られていると言うことなのか。それがもし本当だとしたら、これはすごいイヤホンだと思った。

さらに評価を続行することとする。

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