2009年11月22日 (日)

有隣堂100周年

昨日撮影の帰りに、まだ時間が早いのでふらりと伊勢佐木町の有隣堂に行ってみた。

本当に久しぶり、おそらく10年以上ぶりくらいに訪れたこの店は、昔と何も変わっていなかった。中二階がある独特な構造も、小さなエレベータも昔のままだ。

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ふと壁を見ると有隣堂が出来て今年で100周年と言うポスターが貼ってあった。家に帰って調べてみたら、この伊勢佐木町店が出来たのは昭和31年とのこと。

この店は私とほぼ同い年と言うことだが、私が一番良く行ったのは学生時代。もう30年以上前の頃だ。理工系の専門書が豊富に揃っていたので、大学時代の参考書や、社会人になってからも仕事のための専門書の多くをここで求めた。

その後相鉄ジョイナスなどに書店も出来たが、それでも専門書類はここの方が揃っていた。昨日も一通り廻ってみたのだが、それは今でも変わっていないように感じた。

電子工学関係の専門書コーナーに立ったら、若い頃の気分すら蘇ってきて、ちょっとしたタイムスリップ感覚を味わった。

向かいには閉店して遺跡となった松坂屋がある。この建物もかなり老朽化して維持も大変な時期に入っているのだろうが、是非このまま維持して行って頂きたいものである。

リンク:有鄰 No.500 P2 座談会:有隣堂の100年 ―地域とともに― (1)

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2009年11月16日 (月)

大人の隠れ家「山の茶屋」

国道から吊り橋を渡った奥に、木々の間に埋もれるようにしてその宿はあった。

料理は盛りつけも小粋な和風創作懐石。料理を部屋でゆっくりと堪能したら、真空管アンプが古くさいジャズを静かに奏でるバーで、お酒を楽しむ。

秋の夜長。

焼酎とジャズで
焼酎とジャズで posted by (C)TODO

ここは私が今までに泊まった宿の中で、もしかしたら最高だったかも知れない。また行きたいと思った。

リンク:箱根湯本・塔之沢温泉 山の茶屋

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2009年10月11日 (日)

秋晴れの横浜はフェスティバルてんこ盛り

今日の横浜はすごいことになっていたゾ。

山下公園では、世界の食べ物屋台が並ぶワールドフェスタ・ヨコハマ2009

赤煉瓦倉庫では、本場ドイツのビールと料理が楽しめる、横浜オクトーバーフェスト2009

いたるところの広場では、ジャズのストリートライブが楽しめる、横濱JAZZ PROMENADE 2009

いつもなら人混み必至の催しがあるような場所には出かけないのだが、これ以上ないと言うくらいの秋晴れであるし、世界の食べ物とドイツビールを目当てに、珍しくかみさんと一緒にでかけてみた。

まずは山下公園。

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この人混みである。世界の食べ物屋台は、人気のある店はかなりの列なので、空いていたエジプト料理の店で食べ物(名前忘れた)を、その向いにあったインド料理の店でインドビールを買って日陰に移動。

インドビールはまあ普通だったが、店が空いていたので若干の不安を感じていたエジプト料理が、意外といけましたぜ。その後スペイン料理の店でイベリコ生ハムとスペイン風スープ、デザートに北海道から夕張メロンソフト。

残念ながら食べ物の写真はない。どうも食べ物を前にして写真をまず撮ると言う習慣がついていないのだ。一口食べてしまってから、あ、撮るんだったと気づくのであった。

腹ごしらえが出来たところで象の鼻パークを抜けて赤煉瓦倉庫に移動。ところがオクトーバーフェスタはとんでもない混雑。会場に入場までが長蛇の列。日本人ってこんなにビール好きだったんかね?と自分のことを棚に上げてそう思った。

仕方ないので、屋台で赤煉瓦ビールを買って一休みの後は、汽車道を桜木町駅まで歩く。その途中でジャズプロムナードの無料ライブを聴いたりする。

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日立の軽音楽部とのことだが、このビッグバンドの演奏はなかなか良かった。

秋の1日、横浜のフェスティバル三昧は、Y150のイベントより充実していてなかなか楽しかった。だから人もあんなに集まったんだな。

やっぱりこういうイベントと言うのは付け焼き刃じゃなくて、何年も続けていくうちに魂が入って来るもんなんだろうなと思った。

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2009年9月17日 (木)

「TOKYO - CRUISE 2009」

これは素晴らしい動画作品である。

リンク:らばQ-東京の魅力を存分に見せてくれる映像…築地市場から秋葉原まで(動画)

早朝の築地から夜の歌舞伎町まで、東京各地の風景を淡々と写しているだけなのだが、東京と言う街の空気感をリアルに写し取っている。海外でも絶賛とのことだったがうなづけると思った。

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2009年9月 5日 (土)

違和感のある客人

これもY150のイベントの一つだろう、今日は護衛艦「ひゅうが」が大桟橋に来ていた。

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リンク:空母型護衛艦が横浜港に 県警と防災訓練、大さん橋 - 47NEWS(よんななニュース)

いつものように大桟橋WEBカメラでこのことを知って写真を撮りに行ってみたのだが、今まで色々な船の来航をここで見てきた中で、今日ほど違和感を感じたことは無かった。

この場所に護衛艦は、あまりにも似合わな過ぎる。

観覧客を護衛艦に近づかせないために大桟橋は半分が閉鎖され、警官や自衛艦がそこかしこに立ち、海上でも巡視艇が護衛艦の周りを取り囲む。

このものものしさが、あまりにもこの場所に馴染まない。

これほどまでの違和感はいったい何なんだろう? と考えた。

横浜は、150年前の開港以来、来るよそ者を拒まず、争うこともなく、受け入れ続けてきた。脳天気なほどに受け入れ続けて、そしてそれに染まり、変わり続けてきた。それが、横浜と言う土地の生き方だったのだ。

ところが、今日訪れた護衛艦は違う。戦後初の日本製の空母でもある護衛艦「ひゅうが」は、今日は災害派遣時のデモンストレーションをやるために来ているとは言っても、ステルス化された船体の設計や魚雷やミサイル等、実戦のための船である。

戦うためのこの船は、いわば「拒絶」のシンボルである。それが横浜の今までの生き方と相容れない。だからものすごい違和感を醸し出す。

世界中から来た船を芝に寝転んで見て楽しむ。何の警戒も、偏見も無く。
大桟橋はそういう場所だ。

そして、だからこそ、一番横浜らしい場所なのであり、だからこういう客人はこの地にそぐわないのだと思った。

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2009年8月29日 (土)

鎌倉ビールと本格ソーセージを味わう

鎌倉は小町通りをずっと行った、ほぼ八幡宮に近いあたりにあるこの店。

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店先に鎌倉ビールのボトルが冷やされていて、手作りソーセージとのセットで1,000円と言うのに惹かれてふらりと寄ってみた。

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本格ドイツ手作りソーセージの中から、ビールのつまみと言うことでチョリソーをチョイス。なかなかジューシーで旨かった。

ふと横の保冷庫を見ると珍しいビールがある。これは試しておかねばなるまい。まだ午前中だが、致し方ない。

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ドイツの「イエーバー」というビール。鎌倉ビールの濃い味わいとは対象的にくっきりすっきり、端正な味である。

店の中はこんな感じ。手作りソーセージ屋さんなのだが、ソーセージをはさんだオープンサンドなども食べられる。

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鎌倉巡りの際の補給基地として、鎌倉ビールを楽しめる店を何軒か確保しているのではあるが、今日また良い店を見つけたと言えよう。

リンク:インビス鎌倉(imbiss鎌倉)本格ドイツソーセージ

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2009年7月 9日 (木)

なんでアメリカ人はこういうのが好きなのか

アメリカはグランドキャニオンにスカイウォークと言うあり得ない施設があるらしいと言うことを前に書いたことがあったのだが、こちらはシカゴのシアーズタワーにこんなのがあった。

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ここからの眺めを見てみたいと言う酔狂な方は下記のリンク参照のこと。

リンク:らばQ足の震えが止まらない…103階から突きだしたガラス張りの部屋「シアーズ・タワー」

もう絶対無理。

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2009年6月27日 (土)

ジャンボの舳先が好き

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出張の帰りにはプラス1,000円でクラスJをおごってやるのである。

そしてその便の機材が747であれば特に喜んで、出来るだけ前方の席を確保するのだ。

ジャンボの先端はほぼ三角形にすぼまっているので椅子の数が少なくなり、半端なスペースの分通路が広くなってゆったりとしているので好きなのである。

おまけに先端部分は良いことが他にもある。離着陸のショックも少なくて快適であることと、出入口が近いので早く乗り降り出来ることだ。

さらに747の場合、たまに国際線機材が国内線に使い廻されることがあり、そうなるとなんとビジネスクラスの席がそのままクラスJになっていることがある。2度ほどそれに当たったのだが、実に快適な一時を楽しめた。

しかし747も今では古い機種になり、いずれ777や787に全て取って代わられるのであろう。777は空飛ぶ新幹線だと私は思っており、どうも好きではないのだ。747は旅客機と言う感じがする最後の飛行機かも知れない。

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2009年6月26日 (金)

今シーズン最後の札幌

1ヶ月ぶりの札幌である。

毎年思うのだが、この季節の北海道は最高だ。

関東が梅雨時でむしむしじめじめしているときが、北海道は一番さらっとして爽やかで、暑くもなく理想的な気候になる。

ゴキブリが住み着かないのもうなづける。

この季節だけ、北海道に住みたくなる。

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2009年6月15日 (月)

もう一つのヨコハマ

ちょっと前からであるが、横浜の歴史が面白く、色々な本を読んだり、その痕跡を実際に訪ねたりと言うことにハマっている。

横浜は根岸線の線路、または平行して地下を走る首都高を挟んで、海側と山側で様相が違う。かたやみなとみらいや横浜公園、中華街と言う観光地や官庁街、かたや庶民の住宅と下町っぽい街並みである。これには歴史的な理由がある。

海側は開港場であり、外国人居留地であった。そこの外国人を保護する目的で、海側と山側の間に堀割、橋、関所が設けられ、その関所の内側が関内、外側を関外と呼んだ。

つまり、海側は積極的に海外のものを受け入れて変わる地域、山側は言わば日本人のネィティブが住む地域、と言う区分けが、過去に意図して作られたのである。

だから確かに港ヨコハマとしての異国文化に溢れた魅力は海側にある。

しかし、横浜の歴史を知るには、もう半分の横浜も知っておく必要がある。

折しも開港150年と言うことだが、横浜には開港のみでなく、その後に変貌を遂げる原因になったいくつもの試練がある。それは大火であり、関東大震災であり、戦争であり、その後の米軍による接収の歴史である。

それらの数奇な歴史の中でたくましく生き抜いてきた横浜の、本当のエネルギーは、実は山側にあるのではなかろうか。

この写真は桜木町近くの大岡川沿いにある、「都橋商店街」。

間口一間の飲み屋がひしめく長屋には、まだ戦後の臭いが残っている。

もう一つのヨコハマ
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