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2010年2月28日 (日)

ニセ津波動画に見たツイッター伝言ゲームの怖さ

今日の津波騒ぎで、ツイッターである動画がつぶやかれていた。

これに私は、

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と書いてRTしたのだが、なんと同じ動画が今日YouTubeにアップされ、しかもそれが今日のハワイでの津波であるとして掲載されていたことをMeza3氏のツイッターのつぶやきで知った。

その動画がこれである。(しばらくしたら削除されているかも知れないが)

7ヶ月前にアップされた動画を誰かが今日の津波だとして嘘の掲載をしているのである。

私が最初にツイッターでRTした時には、誰も今日の津波の動画だなどと言っていない。しかし、このニセ動画が広がったおかげで私のRTもデマだと言うことになってしまった。

こういう人騒がせな嘘を掲載する輩には困ったものだが、それよりもツイッターと言う伝言ゲームの怖さを思い知った今日であった。

ハドソン川旅客機墜落事故をどの報道よりもいち早く知らせたのはツイッターであったらしいが、その強力な伝播力故に、デマの影響力も大きい。

その情報の正確さは誰も保証してくれないことを肝に銘じて置くべきであろう。

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2010年2月14日 (日)

Moonlight Mahjong Lite

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「上海」と言うゲームは古典的な麻雀牌パズルだが、立体的に積み重なった牌を上から見た視点でプレイするものだった。2Dの画面で立体を理解しなくてはいけないので、携帯電話などの小さな画面ではなかなか難しいゲームであった。

しかしiPhoneの世界にその究極の解があった。完全3D上海である。

いや3Dなだけでなく、iPhoneの操作になれた諸兄が想像される通り、この積み上げられた立体は指で回転、移動、拡大縮小が自由自在に出来るのだ。

見にくい場所にある牌も自由に立体を動かして見ることが出来る。慣れてくれば片手の親指だけでぐりぐりと立体を回しながらプレイ出来るようになる。

3Dだから牌の積み上げ方にもこの写真のような超絶的な配列もあったりして、実に楽しめ。

しかも無料。ちょっとした暇つぶしに最高のゲームとしてもっと評価されて良いアプリだと思う。

Moonlight Mahjong Lite (iTunesStoreへのリンク)

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2010年2月11日 (木)

FastFinga

iPhoneの手書きメモアプリである。

iTuneストアへのリンク

秀逸なUIで今までもかなり良い感じのアプリだったのだが、先日のバージョンアップで色々な機能が追加され、最強の手書きメモアプリになったと思う。

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追加された機能の一つが自動入力機能だ。

入力モードにするとこんな風に画面いっぱいに字を書いていける。右下の親指マークを押すと確定されるが、自動入力機能をONにしてあれば指を離して0.5秒すると自動的に確定される。この自動入力機能はライバルのSpeedtextの特徴的な機能だったのだが、それをFastFingaも取り込んでしまった形。これを使うとどんどん入力していけて非常に小気味良い。

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こんな風に入っていく。

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書き出しに関する機能では、旧バージョンではメールに添付出来るだけだったが、TwitterやEvernoteに送れるようになった。手書きツイートは面白いし、Evernoteに送れば、ふと思いついたことをメモしてどんどんクラウドに貯めていける。

もちろん、太字や赤、青、緑の色文字、さらに絵文字も使える。

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さらに旧バージョンでは横表示だけだったが、新バージョンではSpeedtextのような縦表示も選べるようになった。でも私は手書きメモは横表示の方が文字数を多く書けるので入力しやすいと思う。

さて、この手書きメモ、実用性はどうだろうと思いながらしばらくいじってみたら、自動入力機能を使って慣れてくれば、かなりのスピードで書いていける。

間違いなく、ちょっとしたメモを外出先で、それも日本語で書く時には、キーボードからの入力よりこの方が速い。

今度の出張での毎日のメモにこれを使って、さらに仕事で実用になるか試してみたいと思っている。

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2010年2月10日 (水)

ツイッターに躊躇するあなたに

このブログに古くからお付き合い頂いているヒロリンさんより、昨日のエントリへのコメントを頂いた。

私にはまだ、ツイッターの良さが理解できません。
超有名人か、地域観光案内には良さそうな気がするのだけど、まったく無名な一個人がツイッターで呟いていて、どういう風に楽しいんだろう??
チャットも同じじゃないの????
なんでチャットじゃダメなの??

コメントへのレスを書きかけて、せっかくだからこれは一つのエントリにする価値があると思って書いてみることにした。

確かに誰でも出入り自由なチャットルームがあるとしたら、ツイッターはそれに近い雰囲気はあるかも知れない。

でもツイッターがそれと一番違うのは、自分が見たい発言の相手を自分で選べると言うことだ。出入り自由なチャットルームや掲示板では参加者を自分が選ぶことは出来ないよね。

もし自分が主催するチャットルームや掲示板だったら、気に入らない人を排除することも出来なくはないけれど、角が立つじゃないか。でもツイッターはそれが全く角を立てずに出来る。自分が見たいと思った人の発言だけを見るのがツイッターなのだ。

自分が見たい相手を選ぶことを「フォロー」と言う。ツイッターを始めたらまずやらなくてはいけないのは、見たい相手をフォローすることだ。

逆に言えば、自分が見たい相手を選ぶと言うことは、自分も誰かに見たいと思われなければいくら発言しても誰からも見てもらえないと言うことになる。

ではどうするか?

それはどんどん発言するしかない。ツイッターでは発言することを「つぶやく」と言うが、思いついたことをどんどんつぶやく。

それをしているうちに、あなたの発言に共感したり面白いと思ったりする人が現れて、あなたをフォローし始める。フォローされたらその人がどんな発言をしているかを見ることができるので、あなたもその人が面白いと思ったらフォローし返せば良い。そんなことを繰り返して行くうちに、フォローする数もフォローされる数も徐々に増えて、だんだん賑やかになっていく。

そうなると実に楽しくなってくる。

自分のつまらないつぶやきなどフォローしてくれる人がいるのかって?

それは意外と大丈夫。ものすごい数のツイッターユーザがいるから、結構フォローはされるものだ。

・・・・。

いやしかし実際のところ。

ツイッターほど人に面白さを説明するのが難しいインターネットサービスはないとつくづく思う。

なんで面白いのかも、面白がっている本人も良く理由が分からないところもある。

しかし一つ言えるのは、私の知人で最近始めた人は皆、はまりました。

始めるのはすごく簡単だから、まずは始めて見てくれれば、と思います。

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2010年2月 9日 (火)

本当にすごい人が際立つツイッター

ソフトバンクがUstreamに出資すると言うニュースが出た後、ソフトバンクの決算発表が行われたが、孫正義氏はツイッターで、Ustreamスタジオを作って欲しいとのリクエストに対して、「作りましょう」と即答。しかもそのやりとりをしていたのは決算発表の会場に入る数分前だったと言う。

リンク:決算発表の舞台裏では2分でUstreamスタジオ設立が決まっていました - リアルタイムウェブ.jp

また同じサイトに楽天の三木谷浩史氏のことも書かれていた。

リンク:楽天の三木谷さんが凄い勢いでユーザからの要望にtwitter上で回答している件 - リアルタイムウェブ.jp

これを読んだ後、さきほどであるが、仙台在住のliquidwave氏がツイッターで、三木谷氏に宛ててこうつぶやいた。

@hmikitani 三木谷さんこんばんは、仙台で楽天イーグルスを創立以来アツく応援させていただいております。今季より本拠地のKスタ宮城に国内最大級の大型ビジョンが誕生されますが、Twitterと上手く絡ませた企画を行ったら画期的ではないのでしょうか?

これに対して、その約30分後に三木谷氏は、「やりましょう」と一言リプライをしているのである。

孫氏も三木谷氏も、共通するのは、まず、ツイッターと言うものが何なのか、そこに自分が登場すると言うことはどんな意味があって、自分はそこでどう振舞わなくてはいけないのかを完璧に正しく理解し、そしてそれを行動で示していることだろう。

そしてその行動が出来るバックボーンとして、経営者として即断即決出来る胆力がある。

ツイッターと言うのは、シンプルなだけに本当にすごい人が際立つと言うことがあるのだなあと思った。

そして少なくとも、何をやるにも稟議や会議が必要なような企業は、ツイッターに出て来ても相手にされないだろうなと言うことである。

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2010年2月 8日 (月)

Tumblrについて

リンク:Tumblr

かつてこれほどこの老体に分かりにくかったネットサービスは無い。

Tumblrを説明するとすれば、これには2つの面があると言えるだろう。

1つはどこかのサイトにあった写真やテキストやビデオなどを貼りつけて、自分の好きなスクラップブックが出来ると言う面。

もう1つは、他の気に入ったTumblrがあったら、Twitterのようにそれをフォローすることが出来ること。フォローするとその人のTumblrが自分のダッシュボードと呼ばれる画面に流れるようになる。Twitterのタイムラインと同じだ。

たくさんの人をフォローすると、さながらマルチメディアで超高密度のTwitterのようなことになり、そのタイムラインはまさしく自分の好きな情報の激流の中にいるような状態になるであろう。

まずは私は表側のスクラップブックに、Flickrの中からお気に入りの写真を貼りつけて並べてみた。そうするとクールなデザインの台紙に素晴らしい写真の並んだ、自分には不似合いな程のギャラリーが簡単に出来上がる。

リンク:t0d0 (←これが私のTumblrである。)

初めのうち、これは確かに作ったり見たりすることは楽しいのだが、自分で撮った写真ならいざ知らず、人様の写真を無断で借りてきてギャラリーを作って公開する。と言う行為に最初は何か違和感を感じた。

しかしその行為をしばらく続けているうちに、私のギャラリーに並んだ他人の作品群は、ある傾向を持ち始めていることに気づいて来た。

その傾向とは、「自分の撮る写真に似ている」と言うことである。

つまり、人様の写真を並べると言うことであっても、自分が好きな写真であれば、それは私の内面を表しているのだ。

そう気づいてから、私の気に入った写真をどんどんアップロードしている。それがまた面白い。

面白いと感じられるのは、自分の内面を表に出すと言う行為の一つだからだろうと思っている。

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2010年2月 7日 (日)

Twitterの統計情報

Twitterのつぶやきをブログ形式にまとめて記録してくれるTwilogに、新たに統計情報機能がリリースされた。これがなかなかのスグレモノである。

リンク:TODO(@tod0) Stats - Twilog

例えば、フォロー数(自分がフォローしている人の数)とフォロワー数(自分をフォローしてくれている人の数)の推移グラフがある。

まずはフォロー数の推移。

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段階的に一気に増えている日があるが、これは何らかのキーワードで検索して一括フォローをした時だ。Twitterの初期には一括フォローで一気にフォロー数を増やして、とにかくタイムラインを賑わすのがTwitterを楽しむ一つのコツだと思う。不快なポストを立て続けるような人はその都度リムーブをしてもいたが、このグラフを見るとその数はそう多くはない。

次がフォロワー数の推移。

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上のグラフと見比べると、一括フォローをした時には確かにフォロワーも増えるが、そのペースはそれほど急ではない。フォロワーの増えるペースは緩やかであって、つまり見た人ひとりひとりが自分のペースでフォローしてくれていると言うことだろう。ありがたいことである。

フォロー増加ペースは1.0人/日だが、フォロワー増加ペースは1.6人/日。
このペースで行けば、そのうちフォロワー数の方がフォロー数より多くなるだろう。

Twitterを始めて149日。その間つぶやかなかった日は0日。最高につぶやいた日は45件。1日平均つぶやき数は16.3件。

ブログを毎日書くのはそれなりに努力が必要だったが、Twitterは本当に思いついた時にささっと書けるところが何のストレスもない。

だからこれだけ普及したのだろう。

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2010年2月 5日 (金)

Oceanus Web Browser

iPhone用のWebブラウザアプリの一つである。

iPhoneでインターネットと言うと最初から内蔵されているSafariで何の不満もなく使っている人が多いと想像するのだが、このジャンルも結構良いアプリがあって、ここしばらく数種類のブラウザアプリを落としては試していた。

その結果、今のところこれが一番良いかと思った。

デフォルトのSafariにない全画面表示の機能は各ブラウザにもあるのだが、このブラウザは全画面とそうでない画面が任意に行き来出来るところが良い。その他の機能も直感的で分かりやすい。

私的にはページを読み込む際のプログレスバー表示は必須なのだが、それがないブラウザもあったりした。

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左が通常画面、右が全画面表示時だ。それぞれのアイコンが直感的に何ができるかを表示しているし、全画面表示時も最低限必要なボタンが半透明で出ているのが良い。

iTunesストアのレビューでは重いと言う評価がいくつかあるが、最新版を使っている限りではそんなことは全くない。かなり頻繁にバージョンアップが繰り返されて磨きあげられてきたのだろう。

iTuneストアへのリンク:http://itunes.apple.com/jp/app/oceanus-web-browser-fast-fullscreen/id312105516?mt=8

 

iPhoneを使い始めて約1ヶ月。

色々なアプリを試してそろそろ落ち着いてきたかなとも思うので、しばらくはお気に入りのアプリでも紹介してみることにしたいと思っている。

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