写真は「点」を撮る
目から鱗が落ちた記事があった。
リンク:ASCII.jp:写真の点と枠|塩澤一洋の“Creating Reed, Creative Mass.──大公開時代の羅針盤”
この記事の中で筆者は、写真は全て「点」で撮っている。と言う。
結果としてある範囲の風景が切り取られるのだが、最初から切り取る枠を決めるのではなく、あくまでも撮るのは「点」であり、切り取られるのは結果に過ぎないと言うのだ。
このように撮りたい「点」を決め、接近して確実にピントを合わせて撮った写真には、撮影意図が明確に表れる。その「点」が写真表現の要(かなめ)になるからだ。私の写真はすべてこの思考プロセスで撮影している。1枚1枚、「点」の確定、接近、フォーカスという3段階を繰り返しながら、表現したい絵を描くのだ。
これを読んで、私の写真の撮り方の欠点を教えられた気がした。
「写真は切り取りだ」など頭では分かったつもりでいたが、まだまだ漠然と枠を決めてそこに「収める」ことをやっていた。ズームをむやみに多用し、本当に撮るべきものに丁寧にフォーカスを合わせると言うことを怠っていた。
だから主題のはっきりしない力のない写真ばかりになってしまっていたのだ。
今度は「点」を意識したいと思う。どこにフォーカスを合わせるべきかをもっと考え、そこにさらに一歩近づき、出来るだけピンポイントで丁寧に合わせる。
それをやってみようと思った。
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