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2009年9月12日 (土)

「ウェブはバカと暇人のもの」

刺激的なタイトルで思わず手にとってしまった本だが、なかなか的を射ていて面白かった。

ニュースサイトの編集者と言う立場で、ネット上の一般大衆に現場で日々対峙する著者は、「ウェブ進化論」を書いた梅田望夫を引き合いに出し、

梅田氏の話は「頭の良い人」にまつわる話であり、私は本書で「普通の人」「バカ」にまつわる話をする。

と冒頭に書いている。私は梅田氏の「ウェブ進化論」は素晴らしいと思ったが、この著者もそれは認めた上で、しかし実はネットの住人の多くはそういう前向きな人々ではないと言っている。確かに事実だろう。

「ネットで流行るのは結局TVネタ」と言うのはなるほどと思ったが、私はほとんどTVを見ないし、従ってこのブログにもTVネタを書いたことは全くと言って良いほどない。と言うことは、毎日書いているアクティブブロガーのはしくれではあっても、私はかなりネットの過疎地に住んでいると言うことだろうなと思った。多分、幸いなことに・・・。

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

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おすすめ平均
stars可もなく不可もなく
stars格差間・世代間闘争の激化を煽ってくれる良書
stars文明の利器の使い方
starsズバリと代弁してくれた
starsここでレビューを書くのもほどほどにしなければw

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コメント

この本は読んでないけど、私も
「バカか暇人」でないとネット社会を楽しむのは難しいだろうな~って思います。
私は、ネットだけじゃなくてゲームなんかもやるとのめり込むタイプで、やるとなったら吐くまでやっちゃうんです。
なのであんまりあれこれ手出ししないようにと、自制してるんですが・・。
ブログも、その気になると仕事より遊びに手が出てしまいます。
仕事より楽だし楽しいし、画面ひとつでどっちの世界にも入れる環境だから、かなり強い意志を持っていないとダラダラ~っと流れてしまいます~。

投稿: hirorin | 2009年9月12日 (土) 21時02分

>ヒロリン

俺も「バカか暇人」だと言うことに共感したのは、話題がなんつーか低レベルな人が多いってことなんだよな。芸能人がどうしたこうしたと言う井戸端会議レベルのことに血相変えて時間とエネルギーを費やしている人達がいるとしたら、それは暇人と言われても仕方ないと思う。

でも一方、オープンソースなソフトの開発など、ネット上で凄い進歩的なことも行われているわけで。
そういうのは、1日中PCから離れないのめりこめる人達がいて、そういう頭が良くてハイレベルな人達によって新しい技術やサービスが生まれていく。

暇か暇じゃないかに関わらず、人は何かにのめり込むのではないか? 同じのめり込むなら生産的なことにのめり込めるといいね。

ってそういう話なんじゃなかろうかね。

投稿: TODO | 2009年9月13日 (日) 06時40分

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