役職定年制
リンク:社労士・診断士:坂本直紀の今日の日経注目!- 役職定年制 大塚商会が全廃
有名な企業がやると、何につけ右へならえの企業が続出するのが、いささか閉口なのであるが、これもそうなるのか。
うちの会社でも役職定年制があって、ちょっと調べたら全国では約4割の企業でやっているとのこと。
中高年のモチベーション維持のためには、確かに年齢で一律にポストを追われる役職定年制は良くないのかも知れないが、逆に能力ある若い世代が上に上がれず世代交代が出来ない状況になってしまうことはないのか。
今後定年を65歳にするのが義務化されたり、全廃されたりと言う方向に行くのは間違いない中、役職定年制を無くしたら、それこそ年寄りの既得権のみをいつまでも保護する会社になってしまって、全体の活力が失われるのではないか。
私個人としては、役職定年制は、ある程度のところで後進に道を譲ると言うことは必ず必要だと思うし、その基準は一律に年齢にした方が誰もが同じと言うことで問題が起きにくいこと、第2の人生に向けてスローダウンして次への余力を蓄える意味で本人にも良いのではないか?と言うことで役職定年制には肯定的である。
辞めてもらうと言う訳ではないのだから、ワークシェアリングの一種と考えることも出来る。
かくいう私も、来年はめでたく役職定年の予定である。しかし、人材不足のうちの会社では、役職定年が延長されることがかなり多く、当分楽にはなれそうもないかも知れないと言うのが実態でもある。
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