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2009年5月 5日 (火)

再生し続ける奈良

奈良2日目、今日は唐招提寺と薬師寺を見た。

西の京に位置して隣接するこの二つの大きな寺は、その生い立ちは違うものの、現代においては共通することがある。

それは、近年において大規模な復元工事や修理が行われていると言うことだ。

平成大修理プロジェクトが進行中の唐招提寺金堂は、平安、鎌倉、江戸、明治と既に4回も修理が行われていて現在で5回目になると言うことだが、何故そんなに頻繁に修理が必要だったかと言うと、構造的な欠陥が元来あって、過去の修理も単なる修理ではなく、その度に内部に根本的な改良が施されてきているのだと言う。

薬師寺は、戦禍で伽藍の大部分が焼け落ちていたものを、わずか最近数十年の間に失われた部分が全て再建され、完璧に元の威容を取り戻している。

重要文化財や国宝であったり、世界遺産だったりしていることから、過去の建築が保存されているだけと思いがちであるが、これらは決して遺産などではなく、今尚変化して生き続けている、朽ちる部分はあっても新たな力を得て再生し続ける、そんなエネルギーに満ちた存在なのであると感じた。

薬師寺
薬師寺 posted by (C)TODO

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