« 夏休みの取り方 | トップページ | 朝行ってさっと帰るのも良い »

2008年7月25日 (金)

「育て直し」??

近頃、これほど嫌悪感を催す言葉に巡り会ったのも珍しい。

「育て直し」とは一体何か?

リンク:不登校・引きこもり「育て直し」を支援…青少年施策大綱 - 政治 - YOMIURI ONLINE(読売新聞)

この言葉は大きく二つの理由で根本的に間違っていると思う。

一つは、子供は決して親が「育てる」ものではないと言うことだ。

子供は元々自分で育つ。育とうとする。親が出来るのは、育とうとすることを邪魔しないこと、邪魔するものを排除し、育つのを見守ることだけである。

「育て直し」と言う言葉には、子を「育てる」と言う、まるで自分の所有物やペットであるかのような親の傲慢さを感じる。

もう一つは、まるで不登校や引き篭もりを、人生の失敗であるかのように決めつけていることだ。失敗したからやり直す? 「人生はリセット出来ない。」と言うことこそを教えなくてはいけないのではないか?

不登校や引き篭もりは、決して人生の失敗ではない。人が成長して大人になると言うのは、簡単なことではない。誰でも何かしら壁にぶつかったり、苦しみ、もがくことでやっと大人になれるのだ。

不登校や引き篭もりも、その彼にとっては成長のために必要な一過程だ。そこから彼はきっと立ち直る。それを信じて見守ることこそが、親の役目ではないのか。

引き籠もったら子供の人生はもう失敗で、最初からやり直すしかないなどと親が考えるとしたら、それこそ狂っているとしか言いようがない。

|

« 夏休みの取り方 | トップページ | 朝行ってさっと帰るのも良い »

コメント

TODOさんの言ってることはよーくわかります(わかるつもりです・・か)

>不登校や引き篭もりも、その彼にとっては成長のために必要な一過程だ

実際にたくさんの引きこもり、不登校の子を見ちゃうと・・
成長のために必要な一過程と思える子も少ないような気がしてしまう・・。

で、成長の過程でなく、永遠にそのままみたいな人っていうのは、かなりの確率で親の甘やかしによってこんなになってしまったのでは?と思います。

成長の過程といえるくらいの心意気っていうか、反骨精神の人は少なくなってるなぁ・・というのが私が若者(自分も若者のつもりだったが・・)と接していて思うところかな。
親は子供が20歳過ぎたら、捨てるくらいの気合で子育てしてほしいです。

投稿: hirorin | 2008年7月26日 (土) 00時24分

親が子供を生むと思うこと事自体を根本から考え直す事が必要、子供は親の都合で生むのではないのだ、授かるものと信ずる事が欠如しているのだ。
何でも現実で考えることが人間性を失う事であると私は思うことにしている、確かに「育て直す」とは馬鹿もいい加減にしろと言いたい、神の分野を犯すものだ、神仏は特に現存するとは思わないが、現世の人の心が神仏の心と思っている、今大切なのは人生を修業された人が物事を考え意見を出さなければ間違いができる事が多いのではないだろうか、疑わしい有識者の権力は終わりにしたい常々思っている。

投稿: f | 2008年7月26日 (土) 08時11分

>ヒロリン

そう。確かに昔は成長期と言ったら反抗期と言うのが誰もがあって、親と喧嘩したりぶつかったりしながら、学んでいったのだが、今はそういうあからさまな反抗期を示す子が少なくなったんじゃないかな。

それが別の形で出てきたのが、引き篭もりや不登校だと俺は思っている。昔とは別の手段で反抗していると言うことも言えるかも知れない。

それが長引く人も確かにいるだろうけど、それを甘やかしていると言う捉え方はどうだろう?

と言うのは、引き籠もっている本人は決して楽しているのではなくて、たった一人で自分を成長させる生みの苦しみと闘っているのだと思うんだな。

>fさん

そうですね。子は親のために生まれてくるのではありません。
「子育ては神様へのボランティア」と言う言葉がありますね。
その通りだと私は思っています。

投稿: TODO | 2008年7月26日 (土) 22時55分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/113165/41969252

この記事へのトラックバック一覧です: 「育て直し」??:

« 夏休みの取り方 | トップページ | 朝行ってさっと帰るのも良い »