« 永遠の一瞬 | トップページ | 天気サイトの決定版 »

2008年6月22日 (日)

実は低解像度

超久しぶりの宇宙カテゴリ。

ハッブル宇宙望遠鏡による、NGC1300である。7,000万光年の彼方にあり、直径は10万光年。

NGC1300

高解像度写真は下記にある。

リンク:APOD- 2008 June 22 - Barred Spiral Galaxy NGC 1300

こういう銀河の写真を見ると、良くぎっちりとこれだけ星が密集できるものだとつい思ってしまうが、実際はこの銀河の一つ一つの星と星の間は少なくとも何光年も離れている。

7,000万光年も離れたところにそれらの星一つ一つから出た光は拡散したり他の星の重力の影響を受けたりしながら我々の望遠鏡に届くので、適度にぼやける。その効果でこんな風にぼーっとした美しい銀河の姿になるのである。適度な低解像度であるから銀河の写真が成り立つのだ。

もし超超超超超超高解像度の望遠鏡が出来たら、バラバラの星が見えるはずである。

しかし7,000万年前と言ったらまだ恐竜も現れていない頃だろう。その頃に出た光が今我々の目に入る。

時間的にも空間的にも想像を絶するスケールであるが、これが存在している(していた)ことは事実なのだから、宇宙は恐れ入る。

|

« 永遠の一瞬 | トップページ | 天気サイトの決定版 »

コメント

なんだかもぅ~よくわかりませんが、宇宙ってすごいです!!!
私も昨日、教育テレビで宇宙の番組を見ていて、冥王星のさらにその周りをまわっている星のさらにその周りを周っているいる星・・という映像みていたら
ただただ「すごいよーーー、なんかすごいよ」って口開いて見てた(笑)

太陽系の周りを21万年かかって周ります・・・なんて言われても、本当?って思うしかないですが、とにかく宇宙はスゴイ。

投稿: hirorin | 2008年6月22日 (日) 20時51分

>hirorin
続かせてもらいますわ。

その回転して凄い距離の世界が
分子として
細胞を形成し、
hirorinを形成していると想像したら・・・。

ナノの世界も凄いよっ!

再見!!!

投稿: ガッシー | 2008年6月23日 (月) 01時58分

>ヒロリン

それを2ちゃんねる用語では「宇宙ヤバイ」と言うようですよ。

>ガッシー

人の身体を作っている物質は、遙か宇宙のどこかで超新星爆発を起こした星のかけらだからね。
我々自身も宇宙の一部なのだな。

投稿: TODO | 2008年6月23日 (月) 21時48分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 実は低解像度:

« 永遠の一瞬 | トップページ | 天気サイトの決定版 »