「レオン」と「紅の豚」
予報通り雨の今日は買ってあって未だ見ていなかった「レオン」を見た。
これも何度見ても好きな映画の一つなのだが、今日見ていて「紅の豚」に似ているなあと思った。
主人公は自分の腕一つを頼りに孤独に生きる中年男。純粋な少女と出会うことで男の運命が変わっていく。その設定は全く同じだ。
もしどちらかがどちらかを真似して作られたとしたら、どっちなのか? そう思って公開年度を調べてみたら、「レオン」が1994年で、「紅の豚」が1992年である。
実は、「レオン」には「豚」が登場する場面がある。
と言って、出会ったばかりの少女に豚の鍋つかみを持っておどけて見せるのだ。映画の中にはもう1カ所、行きつけの店に飾ってある豚の置物に触るシーンがあって、主人公が何故か豚好きであることが描かれている。
もしかしたら、リュック・ベッソン監督は「紅の豚」を見て、それにインスパイアされて「レオン」を撮った。「紅の豚」へのオマージュとしてそんな豚のエピソードを入れたのではないか?
後に「紅の豚」がフランスで公開された時、その吹き替えはなんとジャン・レノがやったと言うのも、決して偶然ではないはずだ。
ジャン・レノは、この2つの映画の関係の秘密をきっと知っているはずだと思うのである。
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コメント
似ている作品って有るよねぇ。
音楽でもミスチルの「車の中でそっとキスしよう」も唄っていると何故だか中島みゆきの「まりこの部屋で~♪」にかぶってしまうし・・(笑)
投稿: 葛飾のオヤジ | 2008年3月21日 (金) 06時28分
>オヤジさん
演歌でも韓国バラードでもそうだけど、確かに同じようなメロディのものは音楽の世界では非常に多いですね。
偶然似るってこともあるだろうし、気に入ったものが頭にあると自然に似ちゃったってこともあるだろうし、希にはわざと似させて作ったりもあるかもね。それを盗作と言うのかも知れないけれどね。
投稿: TODO | 2008年3月21日 (金) 21時33分
TODOさん、Aloha・・!。
レオン・・・、結構好きで何度も見ています。
ジャン・レノはこの時が一番好きかな・・・、
少なくても”アルファード”のCMよりは
ズーットいい・・・!(爆。
ではでは、Mahalo。
投稿: jazz | 2008年3月22日 (土) 12時19分
>jazzさん
今でもジャン・レノの印象はレオンと言う人が多いんではないでしょうか。私自身もそうですから。
投稿: TODO | 2008年3月22日 (土) 22時38分