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2007年5月12日 (土)

「沈黙のフライバイ」

meza氏が教えてくれたので、珍しくSFを読んだ。

野尻抱介と言う作家は知らなかった。1961年生まれと言うから決して若くはないのだが、若い頃に小松左京や筒井康隆を読んでいた私からすると、若手SF作家と言える。

今の日本に、こんな素敵なSFを書いてくれる人がいたとは知らなかった。

分類からすればハードSFであるのだが、ゴリゴリの堅苦しさはではなくて、非常にカジュアルな口当たりの短編集だ。

CADプログラマーやゲームデザイナーと言う著者の経歴がそうさせているのかも知れないが、最新の技術をおもちゃにして嬉々として遊んでいる。そして、今どき、宇宙への愛と憧れに溢れている。

私がハードSFが好きなのは、科学や技術が夢を実現する手段としてとことん楽天的に描かれている、そのハッピーさが気持ち良いからだ。

この人もそういう話を書いてくれる作家の一人である。

4150308799 沈黙のフライバイ
野尻 抱介
早川書房 2007-02

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