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2007年5月25日 (金)

通勤経路におけるホーソン実験の証明

新しい通勤経路を発見して、それが今までの道より1分ほど近道であったと言う話を書いた日以来、私はその道を使うようになったのだが、会社のオヤジ達の中から、今度は、「いややっぱりあの道は決して近くない」とか「むしろ遠い」とか言う意見が出始めた。

私自身、新しい道を使い始めてからタイムカードの打刻時刻が1~2分程度早くなっていたので、そんなことはないはずだと思ったのだが、何事も事実の確認が大事であると言うことで、昨日と今日は以前の道を歩いて見た。

するとどうであろう。不思議なことに以前の道でも1~2分早くなったタイムのままなのだ。

私は以前に何かの本で読んだ「ホーソン実験」を思い出した。

工場で工員の作業環境が生産効率にどのように影響を及ぼすかを調べる実験をした。

照明の明るさが作業効率にどう影響するかを調べた。まず、照明を明るくする。すると作業効率は上がった。では次に照明を暗くしてみたらどうなるかと言うと、何故か作業効率は上がったままだったと言うのだ。

これはいったいどういうことか?

工員の作業効率は、照明の明るさよりも、そういう普段とは違う、実験をすると言う「気持ちの変化」によって変わったのだと言う結論に至ったのだ。

この話は人がやる気を出す要因と言うのはかように単純なものではないと言う一つの例なのであるが、図らずも私が朝の通勤経路で同じことをしてしまっていたのだった。

通い慣れた道と違う道を歩くと言う新鮮な気持ち。そしてどちらが近いかと言うことを試してみようと言う好奇心。

多少の距離の差よりもそういう気持ちが知らず知らずのうちに、自分の足を早めていたのだ。

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コメント

女性の顔にライトを当てるときれいに見えるので萌える。
そしてライトを消しても、同じように萌えることができるようになる・・なんてことはないでしょうか?
TODO実験と名付けて、奥様にライトあててみてください。

投稿: hirorin | 2007年5月26日 (土) 17時13分

>ヒロリン

興味深い実験ではあるとは思うが、マジレスするとだな、その実験は多分正確な結果は得られないと思う。
何故なら対象とするものが見る側と見られる側と、どちらも人間であるから、見る側の心理による影響と同時に見られる側の心理、そしてそれがお互いにさらに影響を及ぼして結果が出てくると思われる訳で、非常に評価が難しいことになるって訳だな。
ホーソン実験は単純なモノを作る工場だからこその実験なんだな。

投稿: TODO | 2007年5月26日 (土) 21時55分

これは興味深い実験ですね!
年に数度ある社員の全体会議を終えた後というのは、
何故だか?みんな活発に動き出している気がします。
じゃあ全体会議を続ければ・・「それはちがーう!」けどね(笑)

投稿: salmon | 2007年5月27日 (日) 15時52分

>サーモンさん

ああ、それ、ありますよね。
わずか数人の部内でも、たまに皆で集まってミーティングをした後は士気が高まるのを感じます。その後長続きはしないけどね。
会社で何かいつもと違ったことをやったり、新しい制度を導入したりするのは、そのことの善し悪しもあるけど、「変える」と言うことそのものに意味があると私は思っています。
この実験はそのことの証明でもあると思うんです。

投稿: TODO | 2007年5月27日 (日) 21時15分

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