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2007年4月30日 (月)

「前世療法」

「前世療法」はかなり前に読んだが、先日続編の「前世療法②」を読んだ。

米国精神科医の著者が臨床の場で体験した信じがたい事実。

心の傷を治療するために幼い頃に戻る退行催眠を行うと、キャサリンと言う患者は生まれる前に戻ってしまう。そこでは全く違った人生を生きていたことを彼女は語り出す。

著者は当初はそのような現象を発表することをためらっていたが、勇気を出して発表すると世界中の多くの精神科医が同じことを経験していたことを知る。

②ではそうして集めた数多くの臨床例を羅列した内容だ。その豊富さ、確からしさは読む者を圧倒する。

前世や転生が本当にあるのかは確かに科学的には証明できないが、退行催眠で前世に戻り、そこで今の心の傷の原因が分かると、患者は明らかに治癒すると言う事実が述べられている。

幻覚にはそのような治癒力はないと著者は言う。そうだとすると、やはり患者が見ているのは幻覚ではないのだろう。

前世は明らかに存在するらしい。とするとその前提として「魂」が存在する訳で、そうなると「死」と言うものの意味が根底から変わってくる。

②を読んでいて他に驚いたことは、著者の結論として、江原啓之氏と全く同じことを言っていると言うことだ。曰く、

「人は決して死なない。魂は永遠に生きる」

「人は前世からの課題を解決するために繰り返し現世に生まれて来る」

「現世に生きる目的は学び魂を成長させることにある」

「人は解決すべき課題に相応しい親、性別、国籍、時代などを自ら選んで生まれてくる」

「この世に偶然はない。全ては学びのために与えられた課題である」

やはりこれらは真理なのだろうか。

そうだと仮定すると、さらに湧き上がって来る疑問もあるのだが、これはまたゆっくりと考えて別の機会に書いてみたい。

今の私がこの不思議を考えるのも、決して偶然ではなく私に与えられた課題なのかも知れない。

4569569323 前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘
ブライアン・L. ワイス Brian L. Weiss 山川 紘矢
PHP研究所 1996-09

by G-Tools
4569570011 前世療法―米国精神科医が挑んだ、時を越えたいやし〈2〉
ブライアン・L. ワイス Brian L. Weiss 山川 紘矢
PHP研究所 1997-04

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コメント

弱ってるときにそういう話を聞くと、
死んでもまだ終わることを許されないのか…
なんて思っちゃいます…(苦笑)

投稿: KIKI | 2007年4月30日 (月) 21時50分

>KIKIさん

お久しぶりです。
江原氏になりかわり、お答えしましょう。(笑)

今生の課題をせいいっぱい努力して死ぬのならば、そこで安らぎが与えられるようです。
しばらくは平和と癒しと喜びに満ちた光の中に漂っていて、元気になったら反省をして、次の課題を守護霊達と話し合うそうな。
そしてまだ必要だと思ったら、残った課題のために新しく生まれ変わるのだそうです。

ただ、自殺だけはダメだそうです。
自殺は与えられた課題を放棄することだから、死んでもその悩みをずっと引きずったまま苦しむのだと。

弱っていたら、無理せず休むことです。
生きていけば、それだけで充分なんです。

投稿: TODO | 2007年4月30日 (月) 22時05分

TODOさん

そっちの世界に足踏み込みましたか(笑)

私も前職の関係で
人事や教育関係の方々とつきあいが多いのだけど
人間をつきつめると
そこに行き着く方が多いですね~

あと、空中さまよってる方とか。。
(ひょえ~ですけど)

先日、
あまりにイライラするので
江原さんの本読んで
反省してました(笑)
私はそんな程度ですが・・

先日
オーラの泉で
「前世よりも最後は
今をどう生きるかなんです」と
語っていた江原さん。

そのとおりだな~って
思いました。

投稿: こすずめ | 2007年5月 1日 (火) 00時38分

>こすずめさん

いや別に人事の仕事で人間をつきつめてるってほど仕事は一生懸命やってない(笑)んで、そういう訳ではないです。
昨年から親が3人死んだりして、いろいろ死や人生について考えること、感じる機会が増えてきているんですね。

江原さんも良く誤解されているようなんだけど、彼は決して来世や前世の方に重きを置いてはいないんですよね。
むしろ、そういうことを理解することによって今の人生と言うものの意義や大切さが分かる。自分が今すべきことが分かる。と言うことを言っていると思うのです。

今生きている人間にとって、今の人生以上に大切なものがあるわけはありませんよね。

投稿: TODO | 2007年5月 1日 (火) 21時33分

> 弱っていたら、無理せず休むことです。
> 生きていけば、それだけで充分なんです。

ありがとうございます。少し楽になりました。
GWは実家に帰ってのんびりする予定です。

以前新聞の投書欄で「風邪をひいても出張や会議を休めずに薬を飲んで出掛けていく、という風邪薬のCMが目に付くが、風邪を引いたときくらい会社を休める世の中にならないものか」という意見を目にしました。

実際、心身不調のときに休みやすい社会だといいんですけどね。
周りに迷惑を掛けない範囲で…
多少負担を掛けてしまっても「お互い様」と思える社会だといいなあ、などと思ってしまいます。

投稿: KIKI | 2007年5月 2日 (水) 08時48分

>KIKIさん

その通りですねえ。
それとはちょっと違うかも知れないんですが、私も定年まであと8年になって、少しずつ自分が必要ない存在にしていって、退職の日には誰に迷惑がかからない状態になってるってのが理想だなあ。
みんながニコニコ送り出してくれる。なんて考えたことがありますよ。
早めに必要ない状態にならないようにする調節が難しいかも知れないですが。(笑)

投稿: TODO | 2007年5月 2日 (水) 21時45分

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