巨大生物箱
いい歳してこんなものを買ってと言うご批判は、甘んじて受けよう。かみさんには隠しておきたかったのだが見つかって呆れられてしまったことも付け加えておこう。
しかし、DVDショップでこれを手に取ってしまった時、もはやそれを元の棚に戻すことは私には出来なかったのである。
DISC 1 「空の大怪獣ラドン」
DISC 2 「フランケンシュタイン対地底怪獣」
DISC 3 「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」
しかもDISC4はフランケンシュタイン2作の海外版と言う特典付きのボックスだ。
これらの作品は当時の東宝円谷特撮ものの中でも異色の作品たちだ。「ラドン」は名作の誉れ高いだけに何度もTV放映もされていたが、フランケンシュタインシリーズの2作品は、悪く言えばキワモノ的であって、今まで見る機会が無くて、いつか機会があったらまた見たいと思っていた。
今日買ってから一気にこのフランケンシュタインシリーズの2作品を見たのだが、なんと言うか実にくら~いのである。今更これらの作品にネタバレもないだろうと思うから書くが、何故かラストは脈路もなくオオダコや海底火山が現れて、主人公たちを飲み込んで終わる。
ゴジラは暗黙の了解として永遠の超生命体であって、どんな強敵と戦おうとどんなに人間に攻撃されようと絶対に死なない、ヒーローとしての存在があったのだが、これらキワモノのフランケンシュタインの怪物たちは、生まれた時からその作品の中だけで消え去るべき運命を背負っていたのだ。それが悲しく、また空しさを醸し出す。
そんな数奇な運命の怪獣たちを描いた映画ではあるのだが、怪獣映画のツボはきちんと押さえている。例えば群衆が逃げる時には必ず女性が転ぶとか
怪獣を攻撃しようとすると、「いやまだだ」と何故かもったいぶる司令官とかである。
そしてなんと言っても、いつ自衛隊がこんな技術力を有したのかと言う超強力レーザー兵器である。
このメーザー砲は、今でもハリウッド映画も含めて世界に通用するレベルの、当時の円谷プロが創り出した優れたメカであることは間違いない。
東宝特撮 巨大生物箱 DVD-BOX 佐原健二 本多猪四郎 平田昭彦 東宝 2007-01-26 by G-Tools |
姉妹品として「空想科学箱」もあります。
こっちには「地球防衛軍」が入ってる! うーん見たい。
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コメント
北海道土産が無かったら、奥さんは呆れるだけでなく怒っていたかもしれないので、本当にお土産かっておいてよかったですよ。
これを教訓に毎回お土産を!!(笑)
投稿: hirorin | 2007年2月25日 (日) 17時05分
>ヒロリン
話の内容じゃなくてそういうところにコメントするか。(笑)
投稿: TODO | 2007年2月26日 (月) 22時26分