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2006年8月16日 (水)

吉野 弘

昨日一節を引用した吉野弘と言う人の詩は、先日、六波羅蜜と言う記事を書いた時にみつけた、釈迦の教え 「幸せになる方法」と言うサイトにあったものだ。

それ以来特に記憶に留めていなかったのだが、昨日のついでにちょっと調べてみたら、この人の詩が実に良いのだ。

飾らない言葉で、日常の何気ない風景を映し出す。その中に人生の真実がきらりと光る。そんな詩で、今の私にとって実に共感できる詩が多いのだ。今この人の詩に出会ったのは、きっと何かの導きだろうと感じる。

ところで、昨日の詩は、下記が全文であることが分かった。
結婚式の引き出物や何かでこの詩を目にした人もいるかも知れない。
と言うのは、この詩について吉野氏は自ら「民謡のようでありたい」と言うことで著作権フリーを宣言しているのである。

既に多くのサイトで紹介もされているが、私もここに載せておきたい。


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「祝婚歌」

二人が
睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

互いに非難することになっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとか
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい

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姪の結婚にあたって贈った詩だと言うことだが、夫婦だけでなく、上司と部下でも、友達同士でも当てはまる人間関係の真理をついていると思うのだが、いかがだろうか?

この他にもここで紹介したくてうずうずするような素敵な詩がたくさんあるのだが、著作権に触れるといけないのでできないのがもどかしい。

いくつかの詩が下記サイトに掲載されているので、ぜひご覧頂ければ幸いである。

リンク: 吉野 弘

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コメント

いいことは分かっている。でも、それが出来ないんだなぁ・・

それは相手にもよりますよね。そういう気持ちになれる相手と、そう思えない相手っていますから。
もう・・泣いちゃいそうになったじゃないですか!ブーブー

投稿: hirorin | 2006年8月16日 (水) 20時54分

>ヒロリン

まあこの詩はこれから結婚しようとしている二人に贈った言葉だからね。嫌いな相手にこうしろと言うことを言っているのではないとは思うな。

てゆうか、絶対この人の詩集、買うと思うわ俺。

投稿: TODO | 2006年8月16日 (水) 23時16分

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