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2006年4月16日 (日)

大魔神と仁王像

GyaOで「大魔神」シリーズを放映していたので、懐かしい思いで見た。

Daimajin1

正直、面白かった。
勧善懲悪の分かりやすい話はストレートで小気味良いし、CGなどない時代の実物大の大魔神や、大魔神がさほど大きなサイズでもない設定なので、相対的に実物に近いスケールで作られた家屋の模型が、非常に重量感があって、今見ても素晴らしい出来である。

いつだったか仁王像をどこかの寺で見た時、今のCG技術で巨大な仁王が町の中で暴れ回ると言う、現代版大魔神のような映画を誰か作らないかな?と思ったことがある。
↓こんなやつが、夜の新宿で戦っている所を想像すると鳥肌が立つほどのカタルシスを感じる。
今そういう映画を作ったらすごいファンタジーだと思うのだがいかがだろうか?

Niouzou

それはさておき、怒った大魔神の顔は、明らかに仁王像や四天王像から来ている。
大魔神の怒りは、罪のない村人を苦しめる悪領主に対する怒りであったが、一般的な仁王像はいったい何に怒っているのだろうか?
菩薩像や観音像は、民衆を救う慈悲を表現していることがとても分かりやすいのだが、何故我々が怒られなくてはいけないのか? と思ったことはないだろうか。

どこで読んだか憶えていないが、これは怒りの表情ではなく、火中の我が子を救おうと必死になっている形相を表したものなのだそうだ。

そう教えられると、仁王像の激しい形相は、菩薩像や観音像と同じように、果てしなく深い愛を男性的な表現で表したものなのだと理解できる。

映画の大魔神は、ヒロインの清らかな涙で元の穏やかな顔に戻る。きっと伝統的な仁王像の作られた背景を十分に勉強した作者が、同じ魂を大魔神にも宿らせようとしたのではないか。

私にはそのように思えるのである。

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コメント

GyaOで大魔神が見れるのですか~ほぅー。
確かにあの顔は仁王像ですな、それと元横浜の佐々木選手も。

4年前に京都の清水寺へ行ったのですが、途中の赤門が修理中で、楽しみにしていた仁王像が見れずにがっかりして帰って来ました。

投稿: salmon | 2006年4月18日 (火) 20時48分

京都や奈良は私も好きですねえ。
どちらかと言うと奈良の方が好きかも。
学生で時間のあるときには何度かぶらりと訪ねたのですが、そう言えばもう30年くらい行ってない。
急に奈良にまた行きたくなりました。

投稿: TODO | 2006年4月18日 (火) 23時29分

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» 大魔人よ永遠に [おやじまんのだめだこりゃ日記]
いま、パソコンテレビ GyaOのシネマチャンネルで、俺が見たくて見たくてたまらなかった大魔人が三作一挙に見れる。感激である。 昔TVで見たこの映画を探していたのだが、ビデオレンタルを探しても置いていない...... [続きを読む]

受信: 2006年4月17日 (月) 14時13分

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