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2005年12月 7日 (水)

新訳 星の王子さま

「星の王子さま」を最後に読んだのは高校生くらいの時だろうか?
ふと本屋で「新訳」と言うのが出ていたので、今読んだらどんな感じがするだろうと思って買ってみた。

感想は・・・

一言で言うと、「不快」な本だと感じてしまった。
何故不快なのかと言うと、どうにも主人公の王子さまに感情移入できないのである。
こましゃくれたウザいガキに感じてしまうのだ。
昔と違ってそう感じてしまう自分に幻滅し、だから不快になってしまったのかも知れない。

スタンスとしては、王子さまは子どもであり、が故に純粋である。
一方王子さまが星々で出逢う人々は、皆大人であり、変である。
子どもは善であり、大人は悪なのだ。

訳者が言うように、確かにこれは子どものための童話ではないと思う。
では、大人にこれを読ませて、作者はいったい何を言いたかったのか?
それを理解しようとすると、どうにもつかみ所がなくて、戸惑うのである。

大人は悪であり、であるから大人たちに子どもであれ、と言っているのか?
少なくともそういう単純な図式ではなかろうとは思う。

子供のように見えるこの人物は、ある種の大人が自分の内部にひそんでいると信じている「反大人の自分」なのです  (訳者あとがきより)

と言うことは、これに共感できない私には、「反大人の自分」がいないのであろうか?
それとも、これを不快と感じるのは、何かしらの傷に触るからなのであろうか?

いろんな意味で、難しい本である。

4796646957新訳 星の王子さま
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ 倉橋 由美子

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