ソン・イェジン
ヨン様の話を出したところで、やはりこの人のことを書かねばならない気がしてきた。
映画「四月の雪」でヨン様の相手役として日本でも一躍知られることになった女優、ソン・イェジン。
私が彼女を初めて見たのは、タワーレコードの店頭で流されていたDVD映像だった。
古くさい学生服を着たカップルがこれまた古くさいフォークダンスを踊っているシーン。でもそこに流れる音楽の美しさと役者達の生き生きした表情にいつしか引き込まれて、気がついたらそのDVDを手に取っていた。
それが映画「ラブストーリー」。
最近あるサイトで見た記事によると、この映画を一番良いと感じたのは中年男性だとか。なんと私も見事にその術中にはまったことになる。
しかしそれはとても分かる。私などの年代にとって、この映画の中で出てくるシーンのあれこれが、ものすごく懐かしさに満ちているのだ。そして、昨日もK-POPの話で書いたと同じ、忘れていた素朴で純粋な感情が生き生きと描かれていて、つい胸が熱くなってしまうのだ。
これは「となりのトトロ」に感じる郷愁を、子供達は分からないことと同じだ。
中年男がツボにはまる希有な恋愛映画なのである。
映画の良さだけを先に書いてしまったが、恋愛映画で一番大事なのはヒロインであることは言うまでもない。
それが、ソン・イェジン。公式サイトのキャッチコピーにはこう書いてある。
「おぼろげな想い出の中の初恋の少女」
巧いこと言いすぎである。「ラブストーリー」はそんな映画であり、その映画は、彼女のためにあったと言えるのである。
ラブストーリー ソン・イェジン クァク・ジェヨン チョ・スンウ レントラックジャパン 2004-07-16 by G-Tools |
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