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2005年8月31日 (水)

成果主義についての考察(2)

仕事の成果に応じて報酬が変化する。

一見それはとてもシンプルで合理的で公平で当たり前のように感じる。

ただ、成果主義と言うものを、社員のモチベーションを上げて業績に結びつけるための手段とするなら、そこには「人は金のために働く」と言う暗黙の前提がある。

私がひっかかっているのはそこなのだ。

果たして人は、「金のために働く」のか。

私の周りには、自分の目標設定シートに書かれていない多くの雑務を嫌な顔一つせずにやってくれる素晴らしい部員達がいる。彼らもどうすれば自分の評価を上げることができるかを知っている。そういう雑務を一切やらずに、目標設定シートに書かれたことだけに邁進すれば良いのだ。誰が迷惑しようが、そういう目標を与えられたのだから、それだけ考えていればいいのだ。
しかし、そんなあほなこと。と言って彼らはそんな考えには見向きもしない。ありがたいことに。

彼らは金では動かない。彼らにとってのインセンティブは、自分が何らかの貢献をしている言う喜びなのだ。
そんな彼等より、自分の報酬を上げることだけに血道を上げている社員の方が良い社員だとでも言うのか。

それは目標の立て方が悪いと言う意見もあるだろう。
その通りである。
しかし仕事と言うものは、目標管理シートに書けるわずか数項目の数値目標だけで表せるものなのだろうか。
仕事と言うものは他者や他部門とも協調して、自分に割り当てられた以外のところまでオーバラップし、また顧客の要求やその時々の当初予測できない事態に柔軟に対応して、と言うそういうすごくアナログな全人間的活動なのではないか。そういう活動を、どう数字で表すのか?

・・・と言うことでこのへんでいつか書くかも知れない(3)にゆずることにする。
いくらでも長くなりそうだから。

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